
インビザラインでは一般に7~8割のケースで歯を抜かずに歯列矯正治療ができると言われています。歯を並べるスペースを確保するためにワイヤーの歯列矯正では小臼歯を抜歯すると言われた場合でも、インビザラインでは歯を抜かずに歯列矯正ができる場合もございます。
インビザラインではIPRと言われる歯と歯の間を最大0.5ミリまで安全な範囲内で少しだけ歯を削ったり、犬歯から臼歯を側方に拡大、場合によっては大臼歯を少し奥に移動するなどして歯を並べるスペースを確保します。
インビザラインの歯を抜かない治療では期間が1年から1年半の場合がほとんどで、ワイヤーを使用したこれまでの歯列矯正より数か月~1年ほど短い傾向にあります。
次の患者様は歯と歯の間の隙間と、上の前歯が斜めに出ているのを治したいと来院されました。
咬み合わせも深かったのですが、インビザラインでわずか1年でクリンチェックのシュミレーション通りに治り、大変満足されました。
正面
側面
咬合面
上下の前歯の前後関係が逆になっていたのがインビザラインで7カ月で歯を抜かずに改善しました。
このような場合は歯列矯正専門医でも難しい症例とされています。